明石市には、現在48台の消防車両があります。
消防ポンプ車
消防ポンプ車は、消防車として広く知られている車両で、消火活動の中心となります。真空ポンプが付いているので消火詮の他に、防火水槽や池、海の水も吸い上げて放水できます。消防ポンプ自動車に水タンクを載せている水槽付消防ポンプ車は、現場到着後すぐに放水できます。タンクに入っている水が無くなる前に、道路にある消火詮から水を給水すると長時間放水できるようになります。
また、PA救急といって、救急活動にも消防ポンプ車が同行することもあります
化学車
通常の放水で消火が難しい油火災や化学火災に出動する、水槽付消防ポンプ自動車に薬液を載せた車です。
救助工作車
救助工作車は、救助(レスキュー)活動に使う車両です。要救助者がいるどんな場所でも活動できるように必要な道具(資機材約200種類)や重い物を引っぱれるウインチや、重い物をつり上げられるクレーン、夜の活動に役立つ大型照明装置などの装備がついています。
はしご車
明石市には40mのびるはしご車と15mのびるはしご車があります。主に高い場所で逃げ遅れた人を助けるために使いますが、はしごの先から放水できるので、火災現場でも活躍しています。
救急車
急な病気やケガをした人を病院に運ぶ車です。人を寝かせたままスムーズに動かせることができるストレッチャーや病院に着くまでに応急処置をするために酸素マスクやAED、心電図モニターなどを載せています。
指揮先行車
災害現場で活動するときに司令塔となる車両で、「指揮隊」が乗り込みます。この隊は、「現場指揮所」を設営し情報収集を行い、隊のトップである「大隊長」が作戦の決定や活動内容を現場に命令します。
災害支援車
大きな自然災害や大事故が発生したとき、都道府県という地域の枠を超えて被災地へ応援に駆け付ける「緊急消防援助隊」。任務ごとに部隊が編成されますが、そのひとつに「後方支援部隊」があります。災害支援車は、後方支援部隊が使用する車です。長期に活動できるよう車内にはエアコン、冷蔵庫、コンロ、トイレなどがあります。26人乗れるので、多く人を運ぶことも出来ます。
多目的災害コンテナ
災害の種類におうじて4台のコンテナを積みかえ、災害現場へ資機材を運びます。
水難救助用コンテナ
海で人がおぼれた時など、水の中にもぐるための資機材を載せています。コンテナの上には、大きなゴムボートも載せています。
遠距離大量送水用コンテナ
地震などで消火詮が使えないときに、海や池からたくさんの水を遠くまで送ることの出来る機械と、とても大きい150㎜のホースが1㎞分載せています。
特殊災害用コンテナ
化学薬品の事故で使うテントや防護服、たくさんのケガ人が発生した時に使うタンカや処置をする道具を載せています。
水槽コンテナ
3,500ℓの水が入ったタンクを載せていて、近くに消火詮がない高速道路などで火事が起きた場合に使います。このタンクを取り外と平ボディとなり、たくさんの物を積むことができます。