消火器の正しい使い方

ご家庭に消火器を備えていても、使い方がわからない方やうまく使える自信のない方は多いのではないでしょうか。落ち着いて使用すれば、難しくありません。いざという時のために消火器の正しい使い方を身につけておきましょう。

  1. 黄色の安全ピンを引き抜く
  2. ホースの先端を持ち火元に向ける
  3. レバーを強く握って放射する

★注意事項

  • ホースを持つ時、途中を持つと、放射の圧力などからねらいが定まらず、的確に放射できない恐れがあります。
  • 消火器が重い場合、消火器を置いたままレバーを握って放射する方法もあります。
  • 自分の身を守りながら放射するために、風上から放射します。室内で放射する場合は、出入口を背にして逃げ道を確保します。
  • 放射時間は、消火器の種類や薬剤の量により異なりますが、粉末消火器で15秒程度、強化液消火器で30~70秒程度です。放射時間や放射距離は本体に表示していますので、日頃から確認しておきましょう。
消火のイラスト

一般的に消火器での初期消火が可能なのは、天井に火がまわるまでと言われています。天井に火が燃え移った場合には、速やかに逃げてください。逃げる際、マンションではドアを閉めてくだ

消火器についてよくある質問

燃えないごみ、粗大ごみとして出せるの?

出せません。消火器リサイクルセンターでリサイクルされますので、下記の登録窓口へ連絡してください。(廃棄処分費用が必要となります)

消防署で回収しているの?

消防では回収や廃棄はしていません。

消火器の耐用年数は?

メーカーによって異なりますが8年程度です。

消火器の処分について

平成22年1月1日より、「廃棄消火器リサイクルシステム」の運用が開始され、消火器を処分する場合は、(株)消火器リサイクル推進センターの指定する取引窓口(事業所)に処分を依頼することになりました。

近隣の取引窓口など、その他詳細につきましては(株)消火器リサイクル推進センターのホームページでご確認ください。

消火器の悪質な訪問販売等にご注意を!

一般の家庭に消防職員や消防団員が消火器などの販売や点検に伺うことはありません。

また、消防署や消防団から第三者に消火器などの販売や点検を依頼することもありません。

少しでも変だなと思ったら、その場で販売には応じず、きっぱり断るなど、以下の事例や注意点を参考にして十分に注意してください。

悪質な訪問販売等の手口例
  1. 「法律で消火器の設置が義務づけられました。」
  2. 「消防署(消防団)から依頼を受けて町内会を回っています。」
  3. 「この地域は申し合わせで消火器を置くことになっています。」

など、言葉巧みに消火器の販売や点検を行うように迫り、代金だけを騙し取る手口が発生していますので注意してください。

被害に遭わないための注意点
  1. 一般の家庭に消火器の設置義務や点検義務はありません。
  2. 直ぐに販売に応じず家族に相談するなど、怪しいと思ったらきっぱり販売や点検を断る。
  3. 書類(契約書)に押印や署名を絶対にしない。
  4. 相手が脅迫的な言動に出たときは、警察や消防に通報する。

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