遠距離大量送水訓練を実施しました
兵庫県南部地震が発生した1995年1月17日から23年目を迎え、市内各所で防災訓練が実施されました。消防署では、「遠距離大量送水システム」の取扱訓練を実施しました。当本部も、兵庫県南部地震後の入庁者が全職員の65%を超え、地震により消火栓が使用不能となった神戸市等の教訓を踏まえ導入されたシステムが、発生が懸念されている南海トラフ巨大地震や明石市近郊における内陸型地震等、有事の際に活用できるよう実施しました。
1 日時
平成30年1月17日(水)14時00分から15時30分まで
2 場所
明石市魚住町金ケ崎780番地5 JA兵庫南ライスセンター敷地内
3 参加車両及び人員
多目的災害対応コンテナ車 他5台 消防隊員18名
4 内容
水中ポンプを池に投入して自然水利を確保し、通常使用している口径65mmホースの約2.5倍の直径となる口径150mmホースをコンテナ車で延長し、放水銃及び無反動ノズルを使用し、大量の水を放水しました。
5 遠距離大量送水システムの概要
消防水利の寸断や大量の消火用水を必要とする震災時の火災や大規模火災等に対処するため、海や河川等の水源から災害現場へ大量に送水し、消防隊の円滑な消火活動を確立するシステムです。毎分2,000ℓの水を1㎞先まで送水することができます。