大規模地震に備えた震災対応訓練を行いました。

明石市消防局では、倒壊家屋や瓦礫から要救助者を救出することを目的とした訓練施設を川端公園に新たに設置し、救助隊が大規模地震に備え、特殊機材を使用した救出訓練を行いました。
実際に地震が発生した場合は、救助隊が助ける人は限られることから、大規模な災害が発生した場合、自分の安全を守ること[自助]を心がけていただき、公的機関が助けに来るまで[公助]、近所の人達が協力し合って助ける[共助]が非常に大事です。
高度救助隊発隊10年の節目を迎え、少しでも多くの市民が、この施設で訓練している様子に興味を持って頂き、見学して頂き、声を掛けて頂くことにより、市民の防災意識の向上と[自助][共助]の啓発につながるものと考えております。

3月9日(木)10時から、市内の訓練施設において、高度救助隊員15名が大規模地震の発生を想定し、倒壊家屋や瓦礫などから高度救助資機材を活用した人命救助訓練を行いました。
訓練では
①瓦礫などの重量物排除・要救助者救出訓練
②高度救助資機材を使用した要救助者検索訓練
③鉄筋コンクリートに開口部を作るブリーチング訓練
④狭隘空間から要救助者を救出する訓練
の4つを行いました。

※高度救助隊とは高度な知識と技術を持つ隊員と、高度救助資機材を保有することで発隊でき、明石市は2023年4月で高度救助隊が発隊し10年になります。
※高度救助資機材とは、画像探索機、地中音響装置や地震警報器などの資機材のことで、高度救助隊が保有している資機材です。
※高度救助隊員とは、専用のカリキュラムを修了した救助隊員のことで、10年間で39名の高度救助隊員を養成しています。