火災通報装置を設置されている建物の事業者様へ

火災通報装置が正常に作動しない事象が発生しています！
電話回線の変更をしていませんか？
～迅速確実な119番通報を行うために～

火災通報装置が１１９番通報できない、所在地が正しく表示されない、消防から呼び返しができないなど、正常に作動しない場合があります。
下記の項目もしくは、電話回線の変更行う場合は、ご注意ください。

• 電話回線をＩＰ回線、光回線などへ変更していませんか？
• 電話番号の変更、FAXの追加をしていませんか？
• 施設名の変更を行っていませんか？

火災通報装置とは？

電話回線を使用して消防機関を呼び出し、蓄積音声情報により通報するとともに、通話を行うことができる装置です。通報後、消防機関からの呼び返しにより、直接担当官と会話が行えます。
電話回線を使用しますが、当該回線が使用中であっても強制遮断されるようになっています。
その他消防機関が話中であっても再度自動でかけ直し続ける機能、予備電源の設置、音声情報送出中の割り込み機能等様々な規定があります。
通常本体と専用子機がセットになっています。大きな医療機関などでは、各階の看護士詰所に設置している場合があります。
この設備は火災の際引き起こすパニックのため、火災現場の住所等の情報を正確に伝達できないケースが多々発生しているので設置義務が生じました。 火災通報装置は、1ボタンの操作で、あらかじめ録音したメッセージにより通報施設の住所や名前が伝えられ、自動火災報知設備と連動すれば自動通報も可能となります。

火災通報装置は、通常アナログ電話回線を使用しています。
ＩＰ回線やひかり電話の普及による電話回線の変更、電話番号の変更、ＦＡＸ機器を回線へ追加することで、１１９番に通報できない事象が発生しています。

火災通報装置が正常に作動しない場合、１１９番通報が大幅に遅れ、被害が拡大します。是非一度、火災通報装置の電話回線種別、作動状況や設定の確認をお願いします。

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今後、NTT固定電話のIP網移行に伴って、同様の事象が発生する可能性があります。
詳細につきましては、下記の総務省消防庁ホームページ掲載内容及び関連リンク先をご覧ください。

NTT固定電話のIP網移行に伴って火災通報装置に発生する事象への対応について

”引用”（総務省ホームページ掲載内容）
今般、NTT東日本及びNTT西日本（以下「NTT」という。）が提供する固定電話サービスがIP網へ移行することに伴い、一部の火災通報装置において、今後、消防機関からの折り返しの連絡が正常に受けられなくなる事象が発生することが判明しました。
これを受け、NTTにおいて、火災通報装置を設置している防火対象物の関係者に対して、当該事象の内容を周知し、事象が発生する条件に該当する場合には、改善策を講じていただくよう促す等の取組を進めることとなりました。
発生する事象や改善策の詳細等につきましては、下記の消防庁通知「NTT固定電話のIP網移行に伴い発生する事象への対応について」及びNTTホームページをご覧ください。
また、事象が発生する可能性のある火災通報装置の型式については、下記消防庁通知「【別紙1-2】火災通報装置機種一覧」から確認できるほか、最新の状況については関係各社へのリンクから確認いただけます。

総務省消防庁「NTT固定電話のIP網移行に伴って火災通報装置に発生する事象について」

（外部リンク）https://www.fdma.go.jp/mission/prevention/landline.html

関連リンク

NTT西日本「火災時に消防機関(119番)へ通報する火災通報装置」をご利用の事業者さまへ
（外部リンク）　https://www.ntt-east.co.jp/info/detail/191223_01.html

一般社団法人 日本火災報知機工業会「IP網移行に係る火災通報装置リスト」
（外部リンク）　https://www.kaho.or.jp/pages/topics/page-topics-landline2ip.html

一般社団法人　日本火災報知工業会（防火管理者の方へ「火災通報装置の電話回線について」
（外部リンク）　https://www.kaho.or.jp/pages/tenken/page-tenken-01-01.html