文化財防火デー消防訓練を行いました

昭和24年1月26日、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺(奈良県斑鳩町)の金堂が炎上し、壁画が焼損したことから、1月26日を「文化財防火デー」と定め、文化財を火災・震災から守るため全国的に文化財防火運動が開催されています。

明石市消防局でも、令和2年1月23日(木)に文化財を保有する曹洞宗 月照寺周辺で消防訓練を行いました。

<曹洞宗 月照寺が保有する文化財>

  • 桜町天皇宸翰及び一座短籍(国指定文化財)
  • 月照寺山門(市指定文化財)
  • 三十六歌仙絵及び和歌式紙(市指定文化財)
  • 柿本人麿神位・神号に関する文芸資料等及び明石藩関連資料(市指定文化財)

<訓練の様子>

間瀬和人(ませわじん)住職が火災を発見し、迅速に119番通報を行いました。
住職の奥様や天文科学館職員が消火器で初期消火しましたが、消えませんでした
消防隊と消防団が境内へホースを延長します
消防隊と消防団による一斉放水をおこないました
消防訓練が無事終了しました
間瀬和人(ませわじん)住職から、迅速な通報や初期消火が延焼阻止につながるため、有意義な訓練となった。これからも文化財を守っていきたいと講評されました。

<関係団体>明石市消防局、明石市消防団、月照寺、天文科学館、市民生活局文化・スポーツ室

<文化財防災パトロール>

翌日の24日は、柿本神社や明石城の櫓、茨木酒造の酒蔵、市立文化博物館など21か所を訪れ、消防用設備を点検しました。

住吉神社にて