南海トラフ地震の発生が懸念される昨今、消防や自衛隊へ災害対応への期待は高く、災害現場で自衛隊と連携した効果的な活動が求められます。
合同訓練を通じて、相互の知識、技術、保有資器材等の情報を交換するとともに、親睦を深め、顔の見える関係を築くことを目的として、明石市消防本部が保有する瓦礫訓練施設を使用した合同訓練を実施しました。
日時:平成28年7月7日(木) 9時00分から17時00分まで
場所:明石市大久保町松陰
明石市クリーンセンター 瓦礫訓練施設
【参加隊】
明石市消防本部(救助隊員10名)
陸上自衛隊姫路駐屯地 第3特科隊第3中隊(隊員26名)

(ブリーチングとは、地震等により倒壊した建物において、内部への進入が不能な建物の壁などに破壊作業を行い、倒壊建物内に取り残された要救助者を救出するための開口部を設定することです。)

(削岩機等の資機材を使用し、コンクリート壁を破壊して開口部を設定します。)


(特製の防水シートを使用し、倒壊建物内の狭隘空間に取り残された要救助者の保温を実施します。)


今回の合同訓練では東日本大震災や熊本地震に派遣された隊員が複数名参加し、災害の援助時に同じ目標に向かい協力するという共通認識をもつことができ、非常に有意義な訓練となりました。