東日本大震災から4年

本文

隊員手記活動

「なにもない」それが被災地の第一印象でした
わたしたちに与えられた任務は
不明者の検索

瓦礫の山を特別な資機材は使わず ただひたすら手探りで歩いた
道端には つい先日まで幸せな暮らしがここにあったと思わせる品が
放置されている 絶望的な状況だった

活動日数は四日間 結局わたしたちの隊は不明者の発見には 至らなかった

手記より

わたしも家に帰れば子を持つ親である 被災地の子どもに飴玉の一つでもと思い持参したが それすら手渡せなかった

出発時「被災者のために」と胸に秘めた思いは
全て失望感に変わっていた

同僚の顔を見ると 同じ気持ちであることは 話さずとも十分に理解できた

「一体 わたしたちは何をしに来たのだ?」

徒歩での活動 精神的に追い詰められた帰路 道端に家族が並んでいるのが見えた わたしたちを見送ってくれている・・
頭を下げなければいけないのは わたしたちの方だ
涙が止まらなかった・・ 助けに行ったはずが

帰ったあと 皆が口を揃えてこう言った
「あの人たちに助けられた」と・・ 満足感も達成感もない
しかし今回を機に仲間との絆 そして助けを待つ人たちへの思いは 深くなった

忘れないでおこう・・
絶望的な状況でも 感謝の気持ちを持つ人たちがいたことを

活動1忘れないでおこう・・
助けられて初めて分かった 「助ける」という意味を
今 わたしの中にあるのは 失望感ではなく
もう一度 消防職員として 災害に立ち向かう使命感だ

忘れないでおこう・・
幸せを守るのが 「消防の使命」であることを

「東北地方太平洋沖地震 明石市消防本部1040時間の記録」 隊員手記より

明石市消防局 総務課 について

【お問合せ】 明石市消防局 総務課 兵庫県明石市藤江924-8 電話番号:078-918-5941 ファックス:078-918-5983

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*